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特集2 新たなアイデアでつなぐ地域の未来 ―郊外住宅地・西部地区 まちづくりプロジェクト

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宮城県仙台市 クリエイティブ・コモンズ

本市の人口は、平成29年の統計で出生数が死亡数を96人下回りました。人口の減少と高齢化の急速な進行が見込まれる中、地域の実情はさまざまであり、抱える課題もそれぞれ異なります。そのため、地域ごとに適切な課題解決への道を探っていくことが求められています。
市では、平成29年に「郊外住宅地・西部地区まちづくりプロジェクト」を始動。昭和30年代〜60年代に大規模開発され、高齢化が地域全体で進行する郊外住宅地や、高齢化および人口減少に先行して直面している西部地区(主に東北自動車道より西側の市域)で、外部資源を積極的に活用するなど新たな発想をもって、地域が主体的に自らの地域課題の解決に取り組む事業に対し、活動費の助成などの支援を行っています。
現在、郊外住宅地では、世代間の交流促進や地域での助け合いの仕組みづくりなどに取り組む3事業、西部地区では、市民農園の活用や地域の魅力発信による交流人口の拡大などに取り組む4事業が各団体により推進されています。それぞれ最大3年の事業期間の中で、継続して地域の課題を解決していく仕組みづくりを目指し、取り組みを進めています。

■大倉栗生町内会 西部
遊休農地を市民農園として活用する「大倉ふるさと農園」では、町内会の農家が野菜の栽培を指導・応援。都市住民との交流促進により、地域活力の向上を目指します。

10年ほど前から市民農園を運営しており、自然との触れ合いや子どもの学びの場として多くの方にご利用いただいてきました。さらに多くの方に農業と地域の魅力を伝えるため、このプロジェクトを機に農地を拡充し、来年のオープンを目指して整備を進めているところです。若い世代の方や子ども連れの家族が訪れることは地域のにぎわいにつながりますし、指導する側も元気をもらっています。収穫に合わせて開催するバーベキューやピザづくりなどのイベントは毎回好評で、地域住民と利用者のコミュニケーションの場になっています。
また、農園にセンサーやアプリなどのIT技術を取り入れるなど、企業等と連携した取り組みも始めました。今後は、幼稚園などの団体行事としての利用も受け入れられるよう、事業を広げていきたいですね。

■鶴が丘一丁目町内会×鶴が丘はあとネット 郊外
町内会を基盤に、高齢者の生活支援、子どもの学習支援、高齢者と子どもの交流事業などに取り組み、世代間交流の促進による地域活力の向上を目指します。

このプロジェクトによる事業を始めるに当たり、住民の皆さんがどのようなことで困っているか、アンケート調査を行いました。それにより、地域の高齢化に加え、共働き世帯の増加に伴う子育てに関する課題も抱えていることが分かりました。子どもたちが放課後に安全・安心に過ごせるよう、元教師など住民による学習教室を実施したり、一人暮らしの方などの孤食を防ぐために地域で集って一緒に食事をする交流会などを開催したりしています。
東日本大震災をきっかけに地域のコミュニティーの大切さを再認識したこともあり、幅広い世代による地域交流を意識して、支え合いのまちづくりを進めています。将来は、地域の若者や子どもたちが増え、地域を盛り上げる担い手になってくれることを期待しています。

この特集に関するお問い合わせはプロジェクト推進課
【電話】214・1254
【FAX】214・8037

〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-21-11 山竹ビル
協力 仙台市 〒980-8671 仙台市青葉区国分町三丁目7番1号