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仙台市政だより 2018年8月号

特集1:海岸公園が全面オープンしました―東部沿岸地域ににぎわいと交流を再び

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宮城県仙台市 クリエイティブ・コモンズ

◆震災を乗り越えて―海岸公園復旧までの道のり
市内沿岸部に広がる海岸公園。震災前は、海岸防災林や湿地、干潟など豊かな自然が広がり、551ヘクタールと市内一の広さを誇る広域公園でした。パークゴルフ場などのスポーツ施設やレクリエーション施設には年間20万人もの利用者が訪れ、市民の憩いの場として親しまれていました。
平成23年、東日本大震災の津波によって大きな被害を受け、その後平成25年度までがれき搬入場として利用。市では同年に「海岸公園復興基本計画」を策定し、津波防災機能や、震災の記憶を継承するという新たな役割を持たせながら、自然と人がつながり、新たなにぎわい・交流を創る海岸公園の再生を目指し、復旧作業に取り組んできました。
平成28年10月には、岡田地区の野球場と荒浜地区のパークゴルフ場が利用を再開。野球の試合をする子どもたちの姿も戻ってきました。7月8日には井土地区がオープン。震災前から子どもに大人気の冒険広場内の施設やデイキャンプ場、馬術場などの施設が復旧し、海岸公園が7年4カ月ぶりに全面オープンとなりました。

◆安全も確保した海岸公園
公園には地区ごとに海抜10〜15メートルの「避難の丘」を整備し、津波などの災害に備えています。井土地区でも、震災前の展望台を最大700人が避難することができる「避難の丘」として再整備したほか、隣接する県道10号塩釜亘理線(かさ上げ道路)に合わせて、敷地全体を約6メートルかさ上げ。公園利用者や、周辺住民の安全も確保しています。

◆力強い復興のシンボルとして
東部沿岸部では、海岸防災林等の自然環境を再生するため、市民植樹等の「ふるさとの杜再生プロジェクト」を実施。今後、防災林としての機能が再現されるまではまだ時間がかかりますが、公園を利用される皆さまとともに、その成長を見守りながら、海岸公園を東部沿岸地域のにぎわいの拠点、復興のシンボルとして活用できるよう取り組んでいきます。

◆海岸公園井土地区の施設をご紹介
□冒険広場
私は発災の日、この冒険広場で被災しました。だからこそ果たせる役割があると思っています。再開後の冒険広場には、震災時の浸水ラインの表示や、津波で流された松の木などを保存しており、震災前に海岸公園に来ていた人はもちろん、来たことのない人にも遊びに来ていただき、震災の跡や復興の過程を見てもらいたいと考えています。
一方、子どもたちの遊び場づくりという役割は震災前と変わりません。これからも、子どもたちが自由に遊ぶことができるような仕掛けであふれる遊び場であり続けたいと思います。
▲お絵かき、穴掘り、たき火など、子どもたちの自由な遊びを、大人の「プレーリーダー」が見守ります
▲冒険広場の指定管理者・冒険あそび場せんだいみやぎネットワーク・東洋緑化共同企業体の根本暁生(あきお) さん

□馬術場
震災の津波で壊滅的な被害を受けてから、ようやく再開できることをうれしく思います。当施設には、津波から奇跡的に生き残った馬もおり、現在も元気に走って、たくさんのお客さまを楽しませてくれています。
予約なしで気軽にできるひき馬体験(1周500円)や、乗馬体験・上達を目指す方のためのプランもあります。ぜひ足を運んでもらい、馬たちとの触れ合いで笑顔になっていただけるといいですね。
▲広大な敷地では競技大会なども開催。餌やり体験など、小さな子どもが参加できる催しもあります▲馬術場の指定管理者・(株)乗馬クラブクレインの立石茂樹さんと中口和哉さん
※この特集に関するお問い合わせは、建設局公園課【電話】214・8396、 【FAX】214・8358

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