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仙台市政だより 2019年10月号

特集3 タブレット端末を使った新しい学び方

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宮城県仙台市 クリエイティブ・コモンズ

■これからの社会に必要な情報活用能力
今やスマートフォンやパソコン等の情報機器は、生活する上で欠かせない存在となっています。情報技術の進歩が産業面に与える影響も大きく、今後は、ドローン(無人航空機)による宅配や無人トラクターによる農作業等、技術革新が進み、私たちの生活に大きな変化をもたらすと考えられています。
次代を担う子どもたちにとって、急速に進展する情報社会に対応できる力を習得することは、大変重要です。来年度から国の学習指導要領が大幅に改訂され、小学校ではプログラミング教育が必修になります。新要領では、情報や情報技術を活用して、問題を発見・解決したり、自分の考えを形成したりする情報活用能力を、全ての学習の基盤となる能力の一つとして位置付けています。

■タブレット端末の導入
市では、市立学校の情報機器の環境整備を進めており、平成29年度からタブレット端末の本格導入を開始しました。タブレット端末は、液晶の大きな画面を指先で触れて操作する情報機器。携帯可能で、写真を撮ったり、調べものをしたりとさまざまな機能があります。本年度で、小学校1校当たり約40台のタブレット端末の導入が全て完了し、今後は中学校や特別支援学校等にも整備を拡大します。
また、今年7月には、「仙台市学校教育の情報化推進方針」を策定。情報活用能力の育成に向けて、あらゆる学習場面を通じて体系的に取り組んでいます。

■児童生徒のより深い学びや能力アップの手助けに
学校では、各教科でタブレット端末を活用した授業を展開。児童生徒自らがインターネットで情報を集めたり、植物などの写真を撮影したりするほか、自分の発表の様子を動画で記録・再生し、聞き手に伝わる話し方を考えたりすることも。タブレット端末を使って、必要な情報を収集・整理、時には、グループで議論しながら、自分の考えをまとめ、分かりやすく相手に伝える力を身に付けています。タブレット端末を活用したさまざまな授業は、児童生徒の集中力を高め、理解力や判断力などの向上に結び付いています。
未来を生きる子どもたちが情報活用能力を生かし、自ら学び、考え、課題解決を図る力を育む教育を実践していきます。

■実際にタブレット端末をどう使っているの?―東二番丁小学校6年生図工の授業にお邪魔しました
今回の授業は「クローズアップで見える新世界」。身近にある場所や物を接写で撮影し、その形や色に注目して、そこから広がる物語を想像して絵を描きます。
▽1日目
先生からの説明後、児童の皆さんは各自タブレット端末を持って、校舎内や校庭に出掛けて撮影をスタート。黒板や傘、花壇などさまざまな被写体に近づき、撮影します。見慣れた物でもクローズアップすることで新たな発見が。「黒板は星空みたい」「壁の染みがウサギに見える」と互いの画像を見せ合いながら、イメージを膨らませていました。

▽2日目
グループで撮影した画像がどんな風に見えるか話し合い、絵のモチーフとなる画像を決めます。「水槽の泡を拡大するとクラゲに見える」など、友達のアドバイスを聞いてアイデアが広がる様子。続いて、教室のモニターに画像を映して話し合いの結果を発表。それぞれの着目点や発想の違いに興味深く耳を傾けます。「保健室の歯の模型にはこびとや王様が住んでいて楽しそう」など豊かな感性が光る発言も。最後に、絵の制作に向けて、画像から想像したイメージをワークシートにまとめていました。

この特集に関するお問い合わせは教育指導課
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【FAX】264・4437

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