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仙台市政だより 2020年1月号

市政トピックス

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宮城県仙台市 クリエイティブ・コモンズ

■震災復興のシンボル「東部復興道路(かさ上げ道路)」が開通
震災復興計画に基づき、平成26年3月より沿岸部に整備を進めてきた、かさ上げ道路「東部復興道路」が11月30日に開通し、震災遺構仙台市立荒浜小学校で開通式典が行われました。
東部復興道路は、県道塩釜亘理線等を約6メートルかさ上げし堤防機能を持たせることで、海岸堤防や防災林と合わせて津波被害を軽減させる「多重防御」の要です。既に完成している避難道路や避難タワーとともに、沿岸部の住民の安全を支えています。東部復興道路東側の集団移転跡地は、民間事業者による利活用が行われ、公募した土地の9割以上で事業候補者が決定。観光施設などの整備が順次進められています。
開通式典には、地元住民や市議会議員、国の機関の関係者など約120人が出席し、郡市長は式辞で「東部復興道路は津波被害から人々の命を守るまさに命の道であり、震災と復興を後世まで伝えるシンボル」と述べました。また、高砂中学校3年生の4人が東部復興道路への「期待の言葉」を発表。松永格(いたる)さんは「今後、地域の防災訓練にも進んで参加したい。震災の伝承や防災の重要性を訴えられるような人間になります」と思いを語りました。

■奇跡の井土メダカでつながる地域―六郷東部地区
かつて若林区井土付近に生息していた、固有の遺伝子を持つ野生メダカ「井土メダカ」。東日本大震災の津波によりこの地域から姿を消してしまいましたが、震災の前年、宮城教育大学が研究用に採集していたことで、奇跡的に絶滅を免れました。井土メダカをふるさとである六郷東部地区に返そうと、平成24年に、宮城教育大学と八木山動物公園が「メダカ里親プロジェクト」を開始。現在、市内外の約300組の里親が井土メダカを飼育しています。
地域の方々にも井土メダカに親しんでもらいたいと、11月17日、井土集会所で「ひがろくメダカカフェ」を開催。地域住民やかつて井土地区に住んでいた方など26人が参加し、メダカ復活の経緯や生態、飼育方法などについて学びました。参加者からは「用水路にいたメダカを思い出し、懐かしい気持ちになった」「こんなに貴重なメダカがこの地域にいたなんて知らなかった」などの声も聞かれ、終了後、16人の方々が新たに里親になりました。
メダカは、令和3年度に東六郷小学校跡地にオープン予定の「東六郷コミュニティ広場」に設置するメダカ池に放流される予定です。井土メダカを中心に、地域に新たなつながりの輪が生まれています。

■子どもたちの笑顔のために―いじめ防止シンポジウム開催
いじめ問題を考えるシンポジウム「子どもたちの笑顔のために『おとな』にできること」が11月16日、仙台国際センターで開催されました。
第一部では、徳島県にある鳴門教育大学教職大学院教授・阿形(あがた)恒秀氏による「子どものいじめにおとなとしてどう関わるか」と題した講演が行われました。第二部では、児童生徒、学校関係者、保護者、地域住民がそれぞれの立場で、いじめの防止に向けてできることをテーマに討論。「子どものためのさまざまな取り組みをもっと発信してほしい」「子どもが大人に相談しやすい雰囲気をつくっていきたい」などの意見が出されました。その他、スポーツという切り口からいじめを考える座談会なども行われ、子どもたちが健やかに成長できるよう、学校、家庭、地域が連携して社会全体でいじめ防止に取り組むことを、それぞれが考える機会となりました。

■全市民アンケート結果がまとまりました
市では、令和3年度から開始する新総合計画に関して、8月末から9月末まで全市民アンケートを行い、7368通の回答が寄せられました。
アンケートでは、総合計画審議会で「新たな杜の都」の実現に向けて取りまとめた「7つの重点的な取り組みの視点」に関して、現在の達成度と今後の重要度を尋ねました。達成度については、「躍動する仙台を創る―都心再構築と交流都市づくり」が最も高く、一方で最も低かった「仙台で育つ―子ども・子育て応援まちづくり」では、4割以上の方が「実現できていない」と回答。また、8割以上の方が、7つの項目全てについて、実現に向けた今後の取り組みが重要であると答えました。
仙台の未来に向けて力を入れるべき取り組みについては、「保育サービスや教育といった次世代に向けた事業に重点を置くべき」「交通網の充実や利便性の向上」「ケヤキをはじめとする緑の保全」など、さまざまな観点からご意見が寄せられました。
市では、この結果を踏まえ、新総合計画の策定に引き続き、取り組んでいきます。詳しいアンケート結果は、市役所本庁舎1階市政情報センターなどで閲覧できるほか、市ホームページでもご覧いただけます。

■映画「ラストレター」を仙台シネマに認定
本市出身の映画監督・岩井俊二氏の最新作「ラストレター」が、「仙台シネマ」の第7作目に認定されました。仙台シネマは仙台市を舞台として撮影されるなど、市の観光振興やシティセールスに貢献する作品を認定するもの。本作品は、仙台・宮城で撮影され、本編中に仙台の街が随所に映し出されています。
12月6日、トークネットホール仙台(仙台市民会館)で仙台シネマ認定式が行われ、岩井監督は「撮影中はふるさとを改めて感じられる時間でした。今後も多くの撮影隊が仙台に来て、より有名な映画の街になってほしいと思います」と語りました。
この映画は、1月17日から全国公開されます。

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