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仙台市政だより 2020年2月号

特集1 地域の力が子どもたちの豊かな学びに―学校支援地域本部の取り組み1

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宮城県仙台市 クリエイティブ・コモンズ

■地域につくられた学校の応援団

少子化や核家族化、都市化を背景とした子育て世帯の孤立や近隣とのつながりの希薄化など、子どもを取り巻く環境が変化する中で、学校教育に求められるものも多様化、複雑化しています。これまでもそれぞれの学校で、地域の協力を得ながら、教育活動を行ってきましたが、その取り組みを発展させ、組織的なものとしたのが「学校支援地域本部」です。これは、学校の求めに応じて、地域が必要な支援を行う、いわば地域につくられた学校の応援団。平成20年度から市立小・中学校に設置が始まり、令和元年12月現在、設置率は9割を超えています。
学校支援地域本部の主役は、地域住民の方々。さまざまな活動を実際にお手伝いする「学校支援ボランティア」、学校と学校支援ボランティアの連絡調整を行う「地域コーディネーター」、全体の企画立案・運営を担う「スーパーバイザー」で構成されています。学校支援ボランティア数は年々増加しており、昨年度は延べ11万人以上の方が活動に参加。学校と情報を共有しながら、地域全体で子どもたちの学びを支えています。

■地域ぐるみで子どもを育む

学校支援地域本部の活動は、学習の補助や登下校の見守り、学校行事の手伝いなどさまざま。子どもたちが、地元に伝わる伝統芸能を習って発表したり、住民の方々に話を聞きながら危険箇所を調べ、防災マップを作成したりするなど、地域に密着した特色ある活動もあります。スーパーバイザーが中心となり、学校の要望に応じて、地域の人材とのマッチングを行いながら活動しています。
子どもたちは、地域の方々とのコミュニケーションが増え、周囲の大人に認められることで自信をつけていきます。また、多世代交流を通して社会性も育んでいます。地域の方にとっても、学校が身近な存在となり、子どもたちへの理解が深まるとともに、自身の経験や知識が、教育に生かせることでやりがいにもなっているとの声も聞かれています。
未来を担う子どもたちの学びや育ちを支えることは、子どもたちの地域への愛着を深め、将来の地域づくりにもつながります。学校支援地域本部の取り組みを推進することにより、地域とともに歩む学校を目指します。

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